2019-06-02 にアパリゾート上越妙高特設コースにて開催された
ALL JAPAN UTV CUP round1 に自分の所属するクラブチームで参戦してきました。
昨年度にプレレースに出場して見事に崖から落ちたあのレースの本番です。
その節は大変ご迷惑をおかけしました・・・
今年は何事も無く無事にレースを終えることが出来ました。まあレースの前に少々体調を崩したのですが結果オーライとうことで。
全日本と銘を打ったレースに出る訳ですから肋骨の1本や2本は折る覚悟でレースに臨む意気込みで千葉北インターから4時間半...タイタンの燃費は4リッター、ATFの油温を気にしながら何とかレース会場であるアパリゾート上越妙高に到着。土曜日がプレラン、日曜がレースという日程なので土曜の早朝に千葉を出発して昼前に現着してピットの設置をしてプレランに備えます。
あまり睡眠を取らずにここまで来た上にクスリの副作用で眠くてしょうがない...
準備も万全じゃないまま現地入りしたのでタイヤ交換やらオイル交換やらをピットでやる羽目に。
天候には恵まれて晴天だけど暑くも無く寒くも無い快適な気温だったのが救いでした。標高が高いのに千葉より酸素やらマイナスイオンやらが濃いのか肋骨の調子も良い感じ。
チームメイトの3台も揃ったので午後から本格的なプレランへ...
コースマップは大体こんな感じです。左のオレンジのラインが登り下りのハードなセクションで追い越し禁止のエリアです。皆の走行ペース次第ではここはセーフゾーンになるところなのでマシンとメンタルの保全を優先出来ればいいかなと。赤いラインのレースセクションはミニジャンプ台があるくらいでネギ坊主(切株等のバンプ)多数のバックストレートにヘアピンからのホームストレートというコースレイアウトなのでオーバーテイクを仕掛けられるのも2箇所くらいかな?というところ。30分2ヒートなので1ヒート目の結果でアドバンテージを稼げたらいいなというのが今回のプランでした。
後日談ですが実はレースの週の火曜日の夜にゴリっという音と共に左脇に激痛が走り翌日病院でCTを撮ったところ左の肋骨1本に骨折ともう1本にヒビがあると診断されました。しかしイマドキは3Dで骨格が分かるなんて医療の技術はスゴイんだなと感心してしましました。
レースはもう4日後だし咳をする度に身体に激痛が走る状態だったのでこのままオフロードを全開走行したらどうなっちゃうんだろうと想像したら...今回は勇気ある撤退という事でレースキャンセルかなとも思ったのですが...なんかここで引いたらこの7年間のUTVへの俺のパッションはニセモノなんじゃないのか?と葛藤が...ただ指を咥えてレースを見ていられる性分ではないのでコルセットとロキソニンとチームメイト頼みという他力本願で結局レースには出場する事を決めました。
話を戻しますが...
コースレイアウトが前回と変わったものの中年男3人で繰り広げるキャッキャウフフな追いかけっこを繰り広げて無事にレース前のプレランも終了。ピットでレース本番のための点検整備を済ませて「きときと寿司」でオトナ食いをして露天風呂に入って酒を飲んで明日に備えて寝ようとしたら寝れなくて、朝寝坊してそのままバタバタとレース準備へ。
本番のレースの模様は論より証拠。百聞は一見に如かず、ムービーをご覧ください。
*ムービーは埋め込み禁止にしてるのでクリックするとYOUTUBEが開いてそこからムービーを見ることになりますので予めご了承ください。
ドライバー目線で車内からレースコースを3周ほど疑似体験してみましょう。
ロキソニンとコルセットよりもアドレナリンに勝るものはなかった。
レースの方はローリングスタートで先頭だったので優位だったこともあり意外とペースを乱さずにアベレージで走れるかなと思っていました。1ヒート目はペース維持を心がけて周回を重ねていきました。途中ジャンプのランディングがハイサイド気味でロールするかと思ったけど幸運にもコースアウトで済んでそのまま何とか自分のペースを維持して走れたので満足かなと。2ヒート目はコース路面がかなり荒れていた上に後続車のプッシュも強くかなり乱戦模様でペースが乱れて結果マシンに負荷がかかって水温上昇してしまい終盤は完熟走行を余儀なくされペースダウンという結果に...前回の教訓は活かせたようで無事に完走は出来たけれど色々学ぶことも課題も見つかってレースの楽しさを改めて実感しました。
チームメイトの存在も大きかったしちょっと戦略的な要素も含めてレース本番で結果が出せたのは今後のレース活動においても大きな進歩かなと思いました。とにかく楽しかった。
リザルトは、喜ばしいことに上位3名はウチのチームが全員1,2,3入賞という結果になりました。YAMAHA強し。残すはあと2戦、年間ポイントランキングでグランドチャンピオンが決まるそうなのでもうちょっと頑張ってみようと思います。サポートしてくれたチームメイトとクルーには本当に感謝です。
以上が今回のレースレポートです。
ラウンド2は7/28日曜に同じくアパリゾート上越国際で開催されます。
UTVレースの迫力とスピード感は映像より5割増しです。是非LIVEで観てみてください。
モータースポーツは視覚だけでなく聴覚や嗅覚もまた刺激されるアドレナリンドバドバのスポーツです。素晴らしいロケーションの妙高の山々に響くYXZの咆哮を是非あなたの耳で確かめてみてはいかがでしょうか。
きときと寿司もお勧めです。
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